デスクワークや長時間運転などにより負担のかかる姿勢が増加・長時間化している傾向にあるが,硬さが可変である矯正器具は存在していない.そこで,硬さを柔軟に変化できる素材が求められておりMR流体が注目されている.
従来の研究から復元力が乏しいという問題点がある.これまでの背景により本研究では,MR流体を用いてクッションのような弾性表現を可能にし,さらに磁力変化によってその弾性を調整可能にすることを目的としている.
現在の成果としては弾性評価を可能とするための測定装置やMR流体と気泡緩衝材(プチプチ)による試料の製作をおこない,MR流体と気泡緩衝材を用いた試料が弾性表現を実現した.また,大きさの異なる緩衝材用いた場合での弾性の違いも評価した.