近年,UAVは様々な分野に用いられており,物流の分野においても活用が期待されています.
現在の商用UAVでは,数百kgまで運搬が可能であると言われています.
しかし,物流に用いられるUAVは大型化の傾向があり,人間の荷物を運搬するといった手助けに適応するには難しいといえます.
そこで,一つの二重反転モータと9軸慣性計測装置のみを搭載した小型のUAVを複数機用意し,任意の箇所に配置することによって運搬を可能とするUAVの開発をおこなっています.
これにより,運搬物の重量に応じてUAVの数を変更することで,様々な物を運搬することが可能となり,人々の生活により溶け込むことが可能なUAVの将来が期待されます.