絵や文字を上手に書けるようになりたい、と誰しも一度は思ったことがあると思います。
本研究では絵や文字を上手に描くための支援として人間の力覚にアプローチします。書道を例にするとはね、とめ、はらい等の筆づかいは筆圧や書く速さが重要な要素ですが、これらは見たり聞いたりするだけでは習得が難しく、先生が手をとって教えることがあります。このように筆づかいの感覚を共有することが上達の近道と考え、描画支援のための力覚提示装置
を開発をしています。また、装置により力覚を制御することで人と人とが直接教えるよりも早い熟達が期待できます。技術の応用として、遠隔地への教示や複数人に同時に教示を行うことも可能になります。