crlweb 近年，仮想現実中の仮想体験は娯楽やトレーニング等に幅広く用いられている．仮想体験下で臨場感を向上させるために重要とされる触力覚提示において，デバイスを用いない触力覚提示手法である疑似触力覚が研究されている．
しかし，触力覚提示デバイス用いた手法に勝る大きな触力覚を疑似触力覚によって提示している研究は無い．また，疑似触力覚について臨場感が低下する上限などの定量的評価がされている研究も少ない．
そこで，本研究ではデバイスからの触力覚フィードバックがない評価方法としてライトタッチ効果を利用した手法を提案した．ライトタッチ効果による重心動揺値を用いることで，本手法が疑似触力覚の定量評価に適した手法であるかを実験により調査した．
結果より，定量的評価に繋がりうる傾向がみられたが，現段階では定量評価手法として用いるためには不十分なものであることが確認できた
